全国水源地域対策基金協議会

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国土交通省 水源地対策基金

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矢作川水源基金

 矢作川水源基金は、「流域」で連携することの重要性から、矢作川水系を軸とした県内関係20市町村(現在は市町村合併により10市町)と愛知県により昭和53年に設立されました。
 矢作川は源を長野県大川入山に発し、長野・岐阜・愛知県にまたがる延長117キロメートルの河川です。愛知県西三河地域にとって、飲み水をはじめ農業・工業などに利用される、生活していく上でなくてはならない川です。
矢作川水源基金写真
 矢作川は流域の72%が森林であり、その森林のうち約60%が、人間が手入れをしなければならない人工林です。
 森林には、渇水や洪水を緩和しながら良質な水を育む水源涵養(かんよう)、土砂災害を防止する国土保全など、私たちの生活にとって大切な機能がたくさんあります。そのため、近年、森林のもつ役割の重要性が注目されています。しかし、手入れの行き届かない人工林はその機能が十分には発揮されません。
 矢作川水源基金は、矢作川水源地域の森林の保全対策(植林・下刈り・間伐等)に対し助成を行うことにより、治水と水資源の安定的確保の推進を図るとともに、関係地域の振興と流域の一体的な発展を目指しています。
 また、「流域はひとつ、運命共同体」の考えから流域内の交流を目的とした水源地体験事業、上下流の地域交流事業も行っています。

◆主な取り組み


■水源林対策事業

 矢作川流域水源地域の森林の保全対策に対し、助成を行うことにより、治水と水資源の安定的確保の推進を図るとともに関係地域の振興と流域の一体的な発展を目指す事業。

・令和4年度の実績
 助成額 県内(愛知県)36,000千円 県外(長野県・岐阜県)4,000千円

 

■水源地体験事業
・事業概要
 下流域の親子に水源地である森林で、間伐体験や木工工作などを体験してもらう事業。「山の仕事」を体験することで森林の保全、水源涵養(かんよう)の大切さと、山で生活している人々の気持ちを理解することを目的としています。

・令和4年度実績
 碧南市・刈谷市の親子(47名)が参加し、豊田市旭地区で間伐体験、自然観察を実施。
 
■地域交流事業
・事業概要
 「流域はひとつ、運命共同体」を柱とした相互扶助の精神に基づき流域内の交流を促進し、地域の振興と流域の一体的な発展に寄与することを目的とした事業。流域を5ブロックに分け、毎年度1ブロック参加とし、ダム等の水源施設、森林関係施設及び下流の水道施設などの見学の他、体験学習等を行っています。

・令和4年度実績
 岡崎市・幸田町の親子(60名)が参加し、建設中の設楽ダム3D模型の見学と旭高原元気村にて草木染め体験を実施。

水源林対策事業 写真 水源地体験事業 写真(間伐体験) 地域交流事業 写真(ダム見学)
水源林対策事業 水源地体験事業(間伐体験) 地域交流事業(ダム見学)

プロフィール


団体名 公益財団法人 矢作川水源基金
設立年月日 平成24年4月1日  (旧財団:昭和53年2月10日)
所在地 愛知県岡崎市明大寺本町一丁目4番地
連絡先 TEL:0564-23-2645 FAX:0564-23-2645
メールアドレス yasuiki@siren.ocn.ne.jp
ホームページURL http://yahagigawa-kkn.com

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